前提知識
- プレイヤー、CPUキャラとも体力MAX値は「96」
- ダメージ補正やランダム値等はない
- 必殺技ガード時もヒット時同様のスコアが入る
- 日本版と北米版で必殺技コマンドが一部異なる(北米版の方が簡単傾向)
- 「空破弾」の溜め時間は「32/60秒」以上必要
- 必殺技コマンド入力受付時間は下記TIPS参照
- 初回レバー入力必要時間:2/60秒
- 次のレバー入力必要時間:2/60秒
- 最後のレバー入力からボタン認識猶予:5/60秒
- 斬影拳:レバー最後とボタンが同時でもOK
- 飛翔拳:斬影拳と同じ
- 必殺技の受付猶予
- 飛翔拳:8/60秒
- 昇龍弾:9/60秒
必殺技解説
コマンド・ダメージ・スコア一覧
日本版/北米版の各必殺技コマンド、それらをヒットさせたときのダメージ(ダメージ表記の括弧内の数字はガード時の削り値)、ヒットまたはガードさせた時に入るスコアとジャンプキャンセル可否を一覧表にして示す。
アーケード版(MVS日本版)餓狼伝説のインストラクションカード上に記載されていた斬影拳のコマンドが「↙↗+A」と誤表記されていた。(赤括弧と赤線の部分が斬影拳の誤植箇所)
画像提供:にゃんてぃむさん(@majinemui7638)

技名 | コマンド 日本版 | コマンド 北米版 | ダメージ | スコア | ジャンプ キャンセル |
---|---|---|---|---|---|
斬影拳 | ↙→+A | ←→+A | 26(3) | 400 | 可 |
昇竜弾 | ↓↘→↗+A | ↓タメ↑+A | 38(4) | 800 | 可 |
空破弾 | ↙タメ↗+B | 日本版と 同コマンド | 33(4) | 1000 | 可 |
飛翔拳 | ↓↙←+A | ↓↘→+A | 32(4) | 1000 | 可 |
技名が逆?(昇竜弾と空破弾)

(昇竜弾と空破弾の表記が現在の形で載っている)


色々と述べているが、結局のところどっちが”昇竜弾”で”空破弾”なのか事実が分からない…と思っていたのだが、雑誌媒体の紹介日や他機種移植版発売日などを時系列に整理していった結果、2021年にして真相が判明。
詳細は下記動画(にゃんてぃむさん(@majinemui7638)からのご提供)をご参照頂きたい。
英語名称バラバラ
国内版と北米版の違いとして、コマンドが異なる点は前項で既に述べた。
加えて、本項では北米版AES・SNES版(北米版スーパーファミコン)&GENESIS版(北米版メガドライブ )のマニュアルを比較し、技名が統一されていない点をご紹介。詳細は以下参照。

昇竜弾が↑ため↓とアバンギャルドなコマンドに…




日本名 | AES 海外版 | SNES版 / GENESIS版 |
---|---|---|
斬影拳 | Spinning upper cut | BODY SPIN |
昇竜弾 | Flying guillotine | DORAGON BULLET |
空破弾 | Power punch | SHOTGUN KICK |
飛翔拳 | Fire of zen | FLYING PUNCH |
なお、続編の餓狼伝説2に関して技名がよりグチャるのだが、それは餓狼伝説2の紹介の際のお楽しみということで(面倒臭いとは言ってない(言ってる

当てた相手の状態が変わる(斬影拳と飛翔拳)
斬影拳ヒット時に相手キャラクターが立っているか屈んでいるかでダウンするか否かが変化し、相手が立っている場合はダウン、屈んでいる場合は非ダウン(仰け反るのみ)となる。
飛翔拳についてはヒット時の相手との距離により、ダウンか非ダウンかが異なってくる。ざっくり解説すると「近くて立っている」とダウン属性が付与され、「遠い or しゃがんでいる」と非ダウン(仰け反るのみ)となる。こちらに関しては空キャンセルバグや立ちガード不能現象も併用可能であるため、出の早い至近距離擬似下段(立ちガード不可)ぶっ放し技として割と使える。
なお、どちらも特にダメージやスコアの変化はない。
飛翔拳ネタ
立ちガード不能
一部の通常技を特定のタイミングで空キャンセルして飛翔拳を出すと立ちガード不能となる。
詳細は動画をご参照いただくとして、立ちガード不能となる条件は以下を全て満たすことである。
なお、飛翔拳は距離によりダウン属性有無が変わるが、この事象に関しては弾が届きさえする距離であれば必ず立ちガード不能となるので中々実用的なバグテクニック。
- テリー限定(対CPUキャラは不明)
- 対象の空キャンセル通常技は3つ(遠A、遠B、中A)
- 空キャンセルタイミングは飛翔拳が先行発射されるタイミング
ガード不能(立ち屈みとも)
こちらは完全にガード不能となるケース。
ジョー限定で、至近距離で飛翔拳を撃つと立ち/屈みガード問わずガードが不可能となる。
かなり近めで撃つ必要があるが、逆に近くで出せる=必ずダウンも奪えるというイケてるバグテクニック。
- ジョー限定(対CPUキャラは不明)
- 至近距離で飛翔拳を撃つだけ
空破弾ネタ
3回フルヒット即死
空破弾には攻撃判定が3回存在するが、背の高いライデン限定で全段当てることが可能。ダメージ的には「33×3=99」となり、MAX値の「96」を超えるため即死となる。
ガード不能
空破弾の3段目がガード不能となることがある。
発生条件は非常に単純で、他格ゲーでいう「めくり」的な当て方をすると左右どちらにレバーを入れてもガードが出来なくなるというもの。
ただ、どういった理論からこうなるかの詳細は不明。
動画内でも推測はしているが、本作は1P/2Pのキャラ位置が入れ替る際にガード時は振り向きモーションが表示されない。
そのため、1/60秒(または2/60秒かかっている?)で瞬時にキャラが振り向くようなのだが、その瞬間の左右を含むレバー入力が一時的に無視されてしまい、結果的にガードが無効になってしまっているのではないかと考えられる。
通常技解説
通常技一覧
以下にキャラクター状態ごとの通常技グラフィック・ダメージ・スコアを一覧画像で表記する。
なお、立ち状態の2段階目を出す方法及びライン飛ばし攻撃については作品紹介ページで併せてご説明しているためそちらをご参照願いたい。




中段技
本ゲームにおいて明確な中段技(屈みガード不能な地上技を指すことが一般的)は存在しないが、全キャラ共通で昇りジャンプ攻撃の一部が屈み状態の相手にヒットするため、擬似中段技として機能する。
アンディの場合は昇り斜めジャンプBが該当する。

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